整骨院業界に関わるコンサルティング会社・研修会社の多くが、経営者・幹部向けに戦略・戦術・仕組みを提供しているコンサルティング会社と目標達成能力・プレゼンテーション能力を磨く研修会社に分かれると認識しております。
それ自体は素晴らしいものなのですが、院長・スタッフ向けには現場で使うスキルしか教える機会がなく、経営者・幹部層と現場の院長スタッフ層の間に「情報の質と量のギャップ」が生じてしまっています。
つまり経営者・幹部はどんどん視座が上がっていき、より良い会社づくりに向けた戦略・戦術・仕組みを導入していくのですが、現場では実行されていなかったり、ただ単に業務負担が増えたようにしか感じられていないこともよく起こっています。
ベイルは日本で唯一治療家のビジネスマインドに特化した研修プログラムを提供し、経営と現場のつなぎ意識ギャップを解消するための学びの機会を提供しています。
コンサルティング会社や研修会社では学術的な理論や数字にもとづきコンサルティングサービスや研修を提供していることも少なくありません。もちろん「理論」も大事ではあるのですが、現場で働くスタッフの方々の「感情」が動かない限り組織は変わりません。
理論だけのコンサルティングや研修の多くは、ホワイトカラーの企業を対象にしていることも多く、整骨院の現場とは乖離していることも多く現場で働く院長・スタッフにとっては共感しにくくなかなか実行に移されにくいケースが多いと感じています。
ベイルでは創業以来、整骨院業界の成長企業227院1,120名以上の治療家の方々に研修を提供し、また一方では面談を通して話を伺ってきました。その中で見えてきた「人を活かす院」「人を活かせない院」「人を潰す院」の特徴など現場で経験を積み重ねる中で見えてきたオリジナルノウハウをプログラムとして構築しています。
そのため整骨院の現場で働くスタッフの方々にとって事例がピンポイントで伝わりやすく、受け入れやすいものになっている、そのため現場のスタッフが改善行動に移しやすいという評価をいただいています。
スタッフ教育において社内で得るべきことと、社外でしか得られないことがあるのではないかと考えています。例えば幹部人材を育成することを考えると、自社の理念やミッションなどを深く腹に落とし込みスタッフに伝えていくような役割は社内ですべきことです。ただ幹部として重要なことは経営者とできるだけ同じ視座を共有すること、つまり師匠と弟子、上司と部下という関係から「同志」と言える関係になっていくことだと考えています。これは社内の教育だけでは難しいものがあります。
経営者はセミナーや研修を受けることも多く、外部の同業種・異業種の経営者とも話をするので視座はどんどん高まっていきますが、幹部は院長やスタッフという現場目線の方々との関りしかなく視座を高める機会を作ることができません。
だから社外に出て学ぶ必要があり、同業他社の経営者・幹部がどのような考えで、どのような取り組みをしているのかを知る必要があります。そして、同じ境遇のメンバーとの関りの中で自社の長所・短所に気づき改善していくことが重要だと考えています。そのための場が「OMS5 実践型幹部勉強会(オリマネ塾)」です。
ベイルでは社内での研修はもちろんですが、同業他社の同じ階層のメンバーとの関りを通じての成長を大切にしています。自社のことしか知らないと、「隣の芝が青く見える」ことも多いものです。同業他社でも同じ悩みを持っている、それを改善していこうとしているんだという気づきが大きな励みになると考えています。